ブナってこんな木
一般社団法人ブナを植える会

ブナってこんな木

樹木が建築材としてのみ評価されるようになると、ブナは林業者に「利用価値の少ない木」と呼ばれるようになりました。
ブナは成長が遅く、花が咲き果実が付くのに30年〜50年、そして長命は200年〜500年と長く、各地に長寿のブナが沢山残っています。
林業の高度成長政策ともいえる林野庁の「拡大造林計画」が昭和32年から4年にかけて実施されると、
広範囲にわたりブナが伐採され続けてきました。

ブナを植える会の設立から現在まで

ブナの木の役割

  • ・洪水を防ぐ緑のダム
  • ・土砂崩れを防ぐ緑の堤防
  • ・酸素を生産する天然の空気清浄機
  • ・野生動物の食料確保→人と野生動物の棲み分け(共生)
  • ・優秀な魚付き林を形成する

ブナは土砂崩れなどの災害を防いでくれるだけでなく、私たちが吸っている酸素も作ってくれています。ブナ林はたくさんの生き物たちをはじめ、様々な自然の恵みをもたらしてくれています。

ブナの木の役割

ブナの芽吹き

ブナの枝先には4月〜5月頃、ブナの芽吹きが見られます。秋に種子を採取して育苗をして5〜6年生の苗木を山に植樹します。又、実生苗を採取して同じように育てて山に植樹します。自然任せでは自然の復元が追いつかない現代、人の手で繁殖を助けることもひとつの自然保護の形と私たちは考えています。実際、まだまだ模索中の部分も数多くありますが。

ブナの芽吹き